イベント

2018/12/02(日) 第19回森であそぼう!「もみじまつり」

投稿日: 更新日:

  天候  曇  参加者 一般109名(うち子供 66名)会員 20名
 前日の師走を忘れるような青空と暖かさだったが、今日は残念ながら曇が広がり陽の射さない分矢張り肌寒い。 時限前に集合場所に着いたが、すでに先着組が器材の搬出準備を終えていて直ぐにフィールドへ出発。各々会場準備を進める中、受付時間前に到着した母子が「早起きしたので、早いけど来ちゃいました」、急遽受付しているうちに続々参加者が集まって来る。 園長始め公園の職員の方にも参加いただきいよいよ定刻10時、孤嶋代表のあいさつでお祭り開始だ。

 まず始めは落ち葉集め、おもいおもいに袋を携えて森に散って行った。 小さな手で一つ一つ拾い集める幼い子、大きな子は両腕で抱えるように掻き集めて、森の南端の落ち葉プールに運んだ。プールでは先に運んだ子らから落ち葉ダイブが始まっていた。幼児の腰が埋まるほどに積まれた落ち葉の山を駆け抜ける子、ゴロゴロ転がる児、飛び込む子。 服に着く枯葉を払いながら、直ぐ行列に並んで繰り返し飛び込んでいた。 あっという間に時が過ぎ、名残惜しげに落ち葉を空中に掻き上げてもうひと暴れ。 

 次は「宝さがし」木の根元に隠された番号札を探すゲームが始まる。隠し場所のヒントMapを用意して親子でも探せる設定だったが、手当たり次第総当たりで探しまくる学童らには敵わない、先に見つけられてしまってMapを持ってうろうろしている親子がいた、これは工夫が足りなかったかも知れないね、次は上手くやるからごめんね。でもヒント無しで番号札を見つけて意気揚々の子ども達の表情に、本来の子供らしい笑顔が見れた様な気がした。

 同時に始まった恒例「森のクラフト」今回の出し物は、竹トンボ、葉っぱスタンプ、リース作り、木の実の置き物作りと盛り沢山だ。
 「竹トンボ」は良く枯らした竹を薄く加工して、熱っして捻って羽の形にした鈴木(幸)さんの力作。軸の長さ、孔の位置とバランスを要する細やかな仕事を30セットこの日のために準備して頂いた。本来はキットにして現場で子ども達に組み立て色付けして貰うつもりだったが、鈴木さんが参加できなくなり組立てたものに色付けだけしてもらうことになった。
いつも厳しく丁寧に子らを指導する鈴木さん、次回は何を作るのか、子らもきっと楽しみにしているだろう。
 「葉っぱスタンプ」は、自分で気に入った葉っぱを森から採って来て、スタッフと一緒にその樹や草の名前を調べ、好みの絵の具を塗って転写し葉っぱの名前を書き添えてもらった。 
 リース、木の実の置き物は子供にも人気だが、大人も遣ってみたくなる程年々本格的になってきた。準備するスタッフもかなりの熱の入れようだった。 
 今回は参加した親御さんを対象に「森づくり作業体験会」お誘いのチラシを配った、来月から新たな試みとしてその作業体験会が始まるが、ひとつ視点を変えて大人対象の催しも計画してみたらどうだろう。・・・

一生懸命なのに何回やってもうまく飛ばない竹トンボ、うまい子の飛ばすトンボが悠々と空を飛ぶから、なおさら焦ってうまく行かない・・・挫けないで何度も繰り返ししやってるんだけど・・・ でも帰る頃にはちょこっと飛ぶようになったね。はにかんだ笑顔がとても嬉しそうだった。
  春は、カブトムシ幼虫観察会。 また森に来てください。

rsI20181202_2283
竹トンボ、どこに行っちゃった? もうちょっとだね
広告

2018/11/23(金)勤労感謝の日 高麗神社散策

投稿日: 更新日:

  企画班オプション  天候 晴 参加者 12名
 今日は企画班の呼びかけで埼玉県日高市にある「高麗神社」周辺の散策に出掛けた。滅多に乗ることのない八高線に乗り,箱根ヶ崎を過ぎると埼玉に入る。車窓から奥多摩の大岳山の特徴的な山容の向こうに富士の頂が見えた。北東に回り込んで来たんだから当たり前だが大岳のコブは逆だし、富士が寄り添うように見えるのも妙だった。終点の高麗川駅到着、西武線、東上線で来たメンバーと合流し「高麗神社」目指して出発。
快晴、無風、絶好の散策日和、景色を眺め、街路樹を観察したり民家の庭先の花に立ち止ったり、のんびり20分は歩いたろうか、高麗川の流れが見える標高差10m位の崖の上に出る。 上流に高麗川の蛇行に出来た曼珠沙華で有名な巾着田があるが、ここも高麗川が大きく蛇行している。大昔ここは現在の川筋よりも大きく蛇行したらしく、その時代に台地を穿って出来た崖線の様だ。 崖線下、現在の川筋の間の広大な低地は、河辺に竹林が連なり、その外側は牧場だったらしく牧草地が広がっている。 廃業し、もぬけの殻の牧舎から鼻を突く臭いが漂って来た。崖線に沿って緩く下る道が川に近づき現在の河縁を行くようになった時、岸辺にシロダモが数本並び、紅い結実と雌花の開花を同時に見る事が出来た。
 目指す「高麗神社」は高麗川の深い谷を挟んだ向こう岸、奥武蔵の東端の山を背に対岸の平野を一望するように建っていた。 一の鳥居の前で記念撮影し境内に入ると右手にトーテンポールのような朝鮮由来の石造りの道祖神”将軍標”があり、次いで二ノ鳥居の前に“芳名板”があり有名人の名前が並んでいた。なるほどさすが出世開運のご利益があるとかで、総理大臣から、経済人、文士、タレントが名を連ねている。
参道を奥に進み”御神門”をくぐって拝殿し裏手にある江戸時代に建てられた高麗家住宅を見学した頃はちょうど昼時。さて昼めしはどこでという事で裏山の高台にある水天宮ならさぞ見晴らしの良い場所だろうと、空きっ腹を押して急な山道の階段を登った先は鬱蒼たる樹林の中に、ポツンと鳥居と小さな祠がある広場だったが、台風被災か最近伐採したサワラの丸太に腰を下ろしてんでに弁当を広げることになった。
食後は急階段を下り、山沿いの道を東に10分ほど歩き高句麗渡来王族若光の菩提寺「聖天院」へ。 ここも背後の広大な斜面に伽藍宿坊が配置され本堂前の見晴台からは埼玉中心部の街並みも眺望できた。純和風の伽藍の東に若光境王の墓、西には韓国様式の慰霊園があった。
また最上段の本堂裏には”雪山”と呼ばれる白い巨大な岩盤が露頭を現わしている。本堂改築時、山の斜面を削っている時に偶然発見されたという。 埼玉では武甲山の石灰石鉱床が有名だが茶褐色の両隣の岩の間に20m位の白い岩盤が印象的だ、いつも物静かなK代表もこの時ばかりは鉱業関係出身の面目躍如、いつになく行動的だった。今日の散策はこれでおしまい、15時駅頭に戻って散会した。
 古代日本と朝鮮の歴史的関係については以前から興味があり、少しは本も読んだが改めて興味が湧いてきた。

 

 

2018/09/09(日) この暑さ、この夏最後? 港区白金台の「自然教育園」観察会

投稿日: 更新日:

見学会イベント  天候  晴  参加者 16名+1名

10時、国立科学博物館自然教育園集合。折りしも「目黒さんま祭り」の当日で、目黒通りでは早くも”直火焼き”の煙が勢いよく立ち上り秋刀魚の焦げる匂いが漂っていた。振舞い待ちの行列が一車線を埋め尽くし延々首都高の高架下辺りまで続いている。
イベントの舞台や屋台のテント準備で忙しく走り回る人の間を縫ってロータリーを通り抜け、一路教育園を目指す。
30℃には達しないが朝から汗が滲むほど蒸し暑い、ともかく冷房の効いた展示室で待つ。10時全員集合、企画班より資料に沿って本日の観察目標と行程の説明の後、いよいよ散策に出発。
 この自然園の生い立ちは、400~500年前の室町期、豪族の館から始まり、江戸時代は高松藩の下屋敷、明治時代は陸・海軍の火薬庫、大正時代は白金御料地と・・・一般庶民が立ち入ることが出来なかったため、この地に豊かな自然が残され1949年に天然記念物及び史跡に指定され、一般に公開されるようになった。(園しおりより)
国立科学博物館の付属自然植物園で、極力人手を入れない、下刈もせず、倒木は朽ちるに任せる管理法で、動植物すべての生物群の基礎調査が古くから継続されている。
1950年当時、マツなど針葉樹が主体を成していた林は、自然公園に指定され下草も刈らない管理法に変わって以来今や広葉落葉樹主体の森に変容しつつあり、大名庭園だった湿地には古武蔵野を彷彿とさせる多くの水性植物が茂っていた。
 今回見学の目玉の一つ、トラノオスズカケは、四国、九州に分布し、絶滅危惧種にも指定される暖地植物の希少種。 何故関東のこの地に育ったのか。
しかもその存在は文献記録が残るのみで絶滅したものとされていたが、偶然生じたギャップによる日照の変化によって埋土種子が発芽しその実生が2007年に発見されたものだそうだ。
現在増殖し多くの株が園内に植えられていた。 このトラノオスズカケ、草本学にも造詣の深かったエレキテルの平賀源内が高松藩お抱え当時ハマクサギなどと共に郷土の珍品として持ち込んだものとの由来説が有力視されているとか。
その他、初代白金御殿の館を取り囲む土塁跡、往時の回遊庭園を偲ぶ樹齢300年のマツ、エノキ、ムクノキ、モミジの大木など見どころ満載だった。大都会のど真ん中でこれほど生物相の豊かな森を維持し、更にその自然変移を記録し追って行くことは現在に生きる世代の責務なのかも知れない。

2018/08/12(日) 来週19日の日曜日は「昆虫観察会」です。

投稿日:

22森の創成期「植樹祭」に始まった近隣市民参加合同イベント。
森の育成期に至った2007年からは「森の博士になろう!」シリーズが始まりました。
夏は「昆虫観察会」春は「カブトムシ幼虫観察会」を取り組んで来ましたが、
今回で第18回を迎えます。
  会員は設営準備などあります事務所前に9時に集合
  参加者受付   9時30分開始 ~10時まで
  開始挨拶   10時予定

20180819#19昆虫観察会
学童用呼びかけチラシ

2018/05/26(土) 「目黒天空庭園」と駒場界隈散策

投稿日: 更新日:

      天候  晴  参加者  21名
「山口六平太」のエピソードでも良く使われた屋上庭園。今回見学に行く「目黒天空庭園」は、玉川通りの高架を走る首都高3号線、直交する山手通りの地下を走る中央環状線の高低差約70mを2周4層のループでつなぐ「大橋ジャンクション」のループの屋上がなんと回遊式日本庭園になっているという。

池尻大橋の東口を出て開渠した目黒川を渡るころからコロッセオを擬したジャンクションが見えて来る。歩道橋の様な通路をくねくね歩くうちに地上4階くらいに当たるループ最上層の屋上に着く。

ループ橋の屋上は壁も天井も無い金網のフェンスだけの吹きっ晒しの空間で、そこに回遊式日本庭園風に設計された園路に沿って樹木や草花が植栽されている。公開5年を経て植物は根付き葉を茂らせていた。容赦ない直射日光の照り付け、荒れ狂うビル風、大きな寒暖差と植物にとって劣悪な環境下で、この状態を保持して行く事は大変なのだろうが、その経験の中から都市緑化技術の新たな教訓も生まれてくるのだろう。

途中野菜畑で作業中のボランティアの方々と出会い、ボランティアグループ誕生の経緯や活動のエピソードが聞けた。奥に里山をイメージした区画があり小さな田圃があったが近隣の小学校の稲作実習に使われるそうだ。その他ループの中央地上部は運動場、併設された高層ビルには図書館、会議室など自治体の公共施設があり商業区もあるようだ。上層階の居住部には代替住居用に供された分もある。このジャンクション全体が都市再開発、新たなまちづくりの一つの典型として全体が設計されているようだった。

次は目黒川の谷から台地上の駒場を目指して長い坂道を上る強行軍。駒場野公園の森の横を通って今度は下り、京王井の頭線の駒場東大前駅西踏切りから東大構内に入場。鬱蒼とした森と並木を通り抜け東大生協の食堂に到着。各人好みの学食でお腹を満たし休憩後キャンバス内の古木など鑑賞しながら今度は時計塔を背に東大正門から退場し再び西踏切りに戻る。
京王井の頭線は目黒川支流の空川の谷筋を走っているので、いったん下り駒場野公園へはまた上りになる。公園の森に囲まれた広場では沢山の人がBBQを楽しんでいた。森を散策し今度はまた下り空川源頭の池さらに未だ水を引いていない耕起されたケルネル田圃を見学。

rsI20180526_1559
再び西踏切りで井の頭線を越えて北に駒場公園を目指す。緩やかな上り勾配の
駒場らしい立派な住宅の建ち並ぶ広い一方通行の通りを進み小道を左に入ると、駒場公園内の「旧前田侯爵邸和館」に着く。昭和の初期、東大本郷の拡張に伴い駒場の原野に移った前田家第16代当主の侯爵によってここに東洋一といわれた和・洋式の豪邸を構えたとか、洋館は現在メンテナンス中で入れなかったので無料休憩所として開放されている和館の方を見学させて頂く。しかし見れるのは玄関正面の二間続きの大広間と庭に面する廻り廊下そこから眺める庭だけで、2階の応接間や茶室は非公開。登り下りの大行程でかなり皆疲れてました、畳みにへたり込み富沢さんの日本庭園の説明とそよ風に乗って時折聞こえる滝の水音を聞きながらうっとり。気を取り直して館の周囲の高木の林立する森を散策。ケヤキ、イヌシデなど武蔵野の原生樹に混ざって三葉のリギダマツ?やシナノキといった当時移植されたと思われる古木も沢山見られました。 今回の散策はここで終了、この後希望者で日本民藝館に寄って解散しました。     t.s