立地環境

周辺環境

・深大寺からカニ山にかけては、谷戸の地形(国分寺崖線)が残っています。崖線上には武蔵野の雑木林が残存していて、野川公園や東京天文台も同じ国分寺崖線上にある残存林です。

・国分寺崖線上には湧水が多く出ていて、深大寺・都立農業高校神代農場・深大寺自然広場で観察することができます。

(都立農業高校では、ワサビ田が出来るほどきれいな湧水が出ています。) ・調布深大寺から、三鷹市上連雀にかけた地域(計画地も含みます)は、国分寺崖線の上の大地にあり、湧水の涵養域になっています。

・現在は、武蔵野の雑木林と呼ばれるコナラやクヌギの二次林が大半を占めています。

・かつては、シイ、カシなど原生林に覆われてしまいましたが、5〜6世紀頃、伐採などの人的影響により、見渡す限り草原になりますた。

・その後、生活のエネルギーとなる薪炭としてのナラ・クヌギ、カシワ・クリ等の落葉樹を植林し、現在の雑木林の風景が広がりました。

・雑木林は、10〜15年のサイクルで伐採され、萌芽更新します。雑木にはアカマツもよく育ち、武蔵野の特徴的な景観でした。

・周辺には造園の業者さんや植木屋さんが多く、植木畑が広がっています。

・神代植物公園の裏門に隣接する深大寺一帯には、おそば屋さんが多く門前町になっています。

約 1ha

神代植物園東地区の拡張区域 9ha の内の 1ha です。

平成12年に基盤が整備され、「22世紀の森づくり・神代」に渡される敷地は、 1ha のうち約 1,900m2 です。

現在は、神代植物公園の無料区域として一部開放されています。

将来は、有料区域とする予定ですが、用地買収や赤道などの課題も残っており前面開園にはまだ時間がかかりそうです。

現在の整備中区域(1,900m2)は、高低差約 3m程度の地形にして造成しています。