2019/10/08(火) 第6期「森の若返り整備」常緑樹の剪定作業から始まる

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   定例活動  天候  曇   参加者  12名

 今年度第6期目を迎える「森の若返り整備」広葉樹を中心とする択伐、除伐は一巡の感があり、今年の整備計画は、B地区東北区域、22森創成期に植樹され大樹化したシラカシ・スダジイなど常緑樹帯の、「整枝剪定」作業による林床植生の回復が重点だ。整備前のB地区東境界付近 昼なお暗いって

 「除伐」作業は年明けに回すとしても、下草刈り、落ち葉かきなど年内の定常作業が一ヶ月半以上は掛かるだろうから、「整枝剪定」作業は今日を入れて一ヶ月程度で進めなくてはならない。 当然ながら、樹自体を傷めるようでは「剪定」にはならない、枝の切り返しや、間引きなど、専門家の指導のもと技術の習得に努め、と同時に高所作業の事故防止を期して安全第一で進めなければならない。

 今日は、造園業の富さんに指導方参加して頂ける段取りが出来ていたので天気だけが心配だったが、幸い雨は明け方前に上がった。 樹幹・枝が濡れて滑りやすいので充分注意する事、梯子、脚立の固定、安全帯、ヘルメット着用を確認し作業に掛かった。
手始めは、B04ブロックの#103のスダジイとなった。
生い茂った枝の間に梯子を差し込み、登りながら細引きで梯子を固定、上段にランヤードのフックを掛けて準備完了。 さっそく富さんから切り返し位置の指示が飛び作業が始まった。

 「フックは固定したか、頭より上だぞ」 「左手で掴んでる枝、枯れてる枝は払って、葉っぱの付いてる小枝があるか、その一寸先、そこを鋸で切る」 「小枝は切るなよ、残すんだぞ、その直ぐ先で枝を詰める」 「切った枝を落す時は、途中で引っ掛らないように枝の元を下にして落とすんだ」 「いいねー」 「フック付け替えて、頭より上だぞ」 「そこの枝先、思いっきり引っ張って手元に引き寄せるんだ、又になっているだろ、一番太いやつを鋏で切って」 「高枝鋏でその高いところ切れない? やってみて」・・・

  こんな調子で、#103のスダジイの剪定が進み、次のアラカシに脚立をセットし始めた頃午前中の作業が終わりになった。  剪定で出る大量の枝葉は、残りのメンバーがリヤカーと一輪車でピストン輸送したが間に合わない様で、だいぶ残っていた。 それ程の葉枝が頭上の視野から消えたのだから当然ながら見違えるほど明るくなっていた。

  午後の作業は、剪定も、枝処理も午前中より快調に進んだものの多少ハイペースだったせいか廃枝処理隊から、もう限界だよ、これで終わりにしようの声。 4本終了したところで今日の作業を終了することになった。

  かく言う自分も、樹上作業の際中に左脚のふくらはぎで痙攣が始まってしまい、慌てて作業を中断、ほうほうの体で梯子を下り、リタイヤさせてもらいました。 不慣れな態勢で普段使わない筋肉を酷使したのでしょう、脱水症も絡んでとんだ目に遭いました。用心用心・・・

 

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2019/09/29(日) 22森の森づくりの思いは植物標本として、後世までも伝わる

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標本講座(2日目) 天候  晴   参加者 15名(内会員 6名)
植物多様性センター主催「標本作成講座in 22森」2回連続講座の第2日目も、風爽やかな秋の日、首都大学東京南大沢キャンパス・牧野標本館別館にて開催されました。
まず、各班で第1日目に22世紀の森にて採集し、多様性センターで乾燥させた標本の仕上りの確認をしました。参加者は他の班の標本も興味深く確認しあい、新聞紙の上のツルボの淡い紫色の花色などに感心していました。
次いで、首都大学の加藤先生から見せていただいたものは、22世紀の森で2016~17年に、花井さんが採集され、標本館で台紙に貼って標本庫に収められていた植物標本でした。
22森でロゼットの姿で冬を越していたメマツヨイグサや、実生で森に現れ根を張っているゴンズイの標本など、採集して標本に残そうとされた花井さんの思いが伝わってきます。加藤先生も貴重なものと熱く語られていました。
参加者はそれら完成された標本に記されている標本ラベルを見本にして、ラベルの作成に挑戦しました。 加藤先生より「標本ラベル」は標本の学術的価値が決まる最も大切なものであるとの説明がありました。「採集地」「採集年月日」「採集者名」など詳しい書き方を聞いて各自記入しました。 後日これらの標本が牧野標本館の標本庫に収めていただけると聞いて皆慎重に記入していました。
その後、標本庫に移動し内部を見学しました。2018年2月に完成したそうで、内部はひんやり、さらっとしています。現在50万点ほどあり、年間1万点づづ増えているそうです。
そして、同定出来ないものも寄贈すれば誰かが見てくれて同定してくれる、分からないものこそ重要であると話されたことが印象的でした。
最後に、特別展「科学と芸術をつなぐ植物標本」を見学して講座を終了しました。      y.h

2019/09/26(木) 移殖予定のアオハダ2本の「根回し」を実施

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定例活動&ニュースレター印刷・郵送  天候 晴  参加者 9名
今日はアオハダの根回しを予定している。 年明け2月頃、日なたに移植する計画で進めているが、根回しの時期としてはギリギリ遅いので、どうあっても今日済ませたかった。 幸い天気は良好、少しでも能率を上げたいので剣先スコップ、立鍬、鍬と、関連用具を引っ張りだし、グラインダーで刃立ても済ませた。 あとは労力だが、今日は出足はいまいちだが、掘り手はなんとか揃ったので予定通り決行することにした。

 オオヤマザクラで実地指導して貰ったので作業の流れは分かっているが、さて出来るか。 森に移動し、早速「根回し」作業に取り掛かった。 まず根鉢の大きさをけがき、環状に掘り進むと、やはり安全を見込み過ぎてか、大き過ぎる。 これじゃ掘り取りで持ち上がらないぞ。 と鉢径を削って・・太目の横根を残し・・細い根は鋏で綺麗に切り・・残した根の形成層を鉢の際から剥ぎ取り・・鉢の底の根も切れるものは切り中心に向かって削る・・・とおさらいしながら進めた。
さて埋め戻す段になって、給水栓から遠過ぎてホースが届かず、20ℓのポリタンでピストン輸送するのだが、これがきつい仕事になった。 それでも何とか2ヶ所の根回しを無事完了。  やれることはやった、あとは見事に細根が生えて、移植先で着実に根付くことを祈るのみの心境だ。
B地区園路際のムラサキシキブは15号台風で倒伏したのに、人為的に立て戻されていた。 ところが17号の風でまたも倒され、またも立て戻されていた。 立ってはいるが根元が緩んでぐらぐらしているので、根切れしてるだろうし伐るしかないと考えていた。
しかしよく見ると、15号台風から半月以上経つのに、枝に青々と付いた葉は活き活きしていた。 根がダメージを受けている様にはとても感じられないので、暫らく様子を見ることにし、3本支柱で幹を補強し水遣りして置いた。

 

2019/09/22(日) 植物標本はその植物が、その時その場所(22森)に生きていたことの証し

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 植物多様性センター主催 「標本作成講座in 22森」に参加して
     天候  晴   参加者  15名  内22森会員  7名
 台風17号接近の気配に植物採集が危ぶまれていたのですが、爽やかに晴れた秋の日になりました。
 今日は植物多様性センター主催「標本作成講座in 22森」2回連続講座の、第1日目で、まずセミナー室で講師、加藤英寿先生の「植物標本はどんなことに役立つのか」というお話から始まりました。 その中で、都会の中の「22森」での標本記録が、その場所の自然環境の変化を知る手がかりになると話されたことから標本づくりの大切さに気づかされました。
 次に実際に採集するときの注意点についてお聞きし、参加者は22森に移動しました。
 到着後、花井さんより22森の紹介があり、次いで採集の手順を加藤先生より丁寧に教えて頂きました。 コセンダングサの場合、花・実両方があるかどうか、葉もしっかり着いているか、虫の有無など採集の前に植物をよく観察することや根は根こそぎ採集すること、新聞紙上への置き方などなど、分かりやすく手際の良い作業にみな感心していたようでした。
 その後、班に分かれ、やぶ蚊と戦いながら採集作業を行い、再び多様性センターに戻りました。  セミナー室に戻ると、多様性センターで前もって採集してくださっていた、根の長くついたヤブミョウガやミドリヒメワラビなどを実際に標本にしていく手順を見せていただきました。 参加者も先ほど採集して野冊に挟んできた植物を班毎にまとめて乾燥マットに挟みプレスして、今日の作業を終わりました。 標本の出来上がりは次回のお楽しみです。  y.h

 

2019/09/21(土) 被災木の処理も片付き、台風の後始末はほぼ終了

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  定例活動  天候  曇  参加者  14名
17号台風がまた接近、刺激された秋雨前線の雨雲が次々流れて来る。
紙一重でこの辺は雨を免れているようだが、今にも泣き出しそうな曇り空のもと自転車を飛ばし森に向かう。

今日は台風被災木の処理を2本予定していた。 一つはバス通り際のシラカシ、折れ枝の葉が枯れて被災を発見、ぶら下がった枝を切り落とした。 もう一つはA地区丘の西側園路入口付近、エビヅルに巻き付かれ樹冠を占領されたムラサキシキブが、同じく巻き付かれたエノキに台風の風で曲がり上から圧し掛かられ、共倒れ状態で園路を塞いでいた。 房状の実が付き成熟を惜しむ声も聞き流し、覆い被さったエノキを伐り、蔓をブツブツ切り剥がした。 ムラサキシキブと親蔓は何とか救えたか。
さらに今日は造園の富さんが高所作業車を駆って助っ人に参加。
台風で枝幹を折られ見るも無残になったクヌギを、かつての3本立ちの立派な樹形に整え直すべく、余分な枝を払い地上6m付近に幹を伐り詰める作業をして頂いた。 技術的に、時間的にも、素人ではとても出来る仕事ではなかった。  不規則に伸びた幹枝がスッキリ整えられ、これからの成長が楽しみな樹の一つになった。 この作業で出た葉枝の処分だけでも相当の労力となった。
また今期の「森の若返り整備」に関しても相談に乗ってもらい、①移殖樹の根回しを最優先とすること ②常緑樹の剪定は10~12月 ③間伐は1,2月で充分 ④移植は、間伐の後2月とする事になった。

 被災木の処理は終り、森のあちこちに山積みされていた枯損枝や有用材の片付けも一段落。 次回9/26(木)は、移殖樹アオハダ(2)の根回しをする事とした。上部折れ箇所を整え直したクヌギ