2024/04/14(日) 22森恒例の「春のイベント」開催。 若葉の森に子らの歓声が響きわたる。
第25回「森の博士になろう 春の虫探しと森の作業体験」
天候; 快晴 参加者;23+1名(公園1名) 一般 子供41名大人42名
例年、春のイベントでは「シイタケの菌駒打ちと原木の鋸挽き」をやっていた。 今季はシイタケ原木にするコナラ、クヌギが全く出なかったので駒打ちは中止。 替わりに「森のお仕事体験」と称して、冬、落ち葉プール遊びで撤収した「園路の修復作業」と落ち葉の「フレコンバック詰め」をやって汗して貰う事になった。 園路コースは先ず路肩に並べる横木(太め)と横木を固定する杭(細め)を鋸で切り出す。 切り出した材を持って園路現場に移り、溝に沿って横木を並べ、杭を地面に刺して固定する。 用意したハンマーは5個、傍にある太い枝も動員して打込んでもらった。
園路組の横では「落ち葉のフレコン詰め」を用意、鋸挽きの順待ち渋滞を見計らって落ち葉詰めが始まる。 農家さんに提供して堆肥に使って貰う。そんな意味は何のその、両手に挟み、腕に抱え込んで落ち葉が次々袋に詰め込まれて行った。 次は「春の虫探し」だ。 まだ杭をトントン叩く音が響く中給水休憩を挟んで石川先生の引率で森の巡回虫探しが始まる。 子供たちが探し捕まえて来るものは、昆虫からクモ、貝、キノコ 何でもごじゃれで、「刺さないけど触ったら手は洗った方が良いよ」、「毒は無いけど、美味しくはないな」エピソードを加え一つひとつ丁寧に説明して頂いた。 最後は落ち葉溜めに移って「カブトムシの幼虫探し」。 開始暫く「いたー」の声が上がらず皆様子見の雰囲気だったけど、最初の一匹が見つかると、それを見た途端落ち葉の山に群がっての幼虫探しが始まった。
興奮する子らの幼虫探しは続いたが、終了予定の12時も回っていたので催しを終了し、若葉茂り、オオヤマザクラの花びらが舞い落ちる中、散会した。
天気も良く、作業体験は親と子の共同作業まさに体験。多分持ったこともないのこぎりでギコギコ。園路杭打ちは小さな手でトントン。落ち葉集めでは空に舞いあげて楽しむ子らの声も交じりワイワイ。
捕虫網で捕獲する昆虫は少なくても朽木をひっくり返して何がいるのかな?小さな昆虫(昆虫以外の虫も)をカップに入れて「これなぁに?」。
カブトムシの幼虫探しの真剣なまなざし!そんな中でどうにもあのグロテスクな幼虫にいたたまれず散会を待たずにお帰りになった女の子・・・・・・お母さんの残念そうなお顔が印象的!
石川先生のやさしい解説、細部にわたりセッティングしてくださった会員の努力、切った材やカブトムシの幼虫のお土産がうれしそうな親子のお顔、怪我もなく大成功でしたね。s.h